日本の中間層の経済的安定性が揺らいでいます。実質賃金が伸び悩む一方で、社会保険料、住宅・教育コストの圧迫で、生活が苦しいと考える世帯が増えています。その生活防衛の帰結が、統計開始以来最少の出生数という少子化なのではないでしょうか。

最後に中間層の支援策を考察します。国際比較で見たように、共働きでない中間層の夫婦世帯は減り、夫婦のどちらかが高スキル職種でないと、低所得となる可能性が高まりました。...
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD228BC0S3A220C2000000/