この日発表になった米雇用統計を受けてドル売りが強まっており、ドル円は134円台まで急落している。非農業部門雇用者数(NFP)は前回から大きく伸びが鈍化したものの、
31.1万人増と予想(22.5万人増)を上回り堅調な雇用情勢を示した。タカ派なFRBを正当化する内容ではあるが、失業率が3.6%に悪化し、平均時給も前月比0.2%上昇に伸びが鈍化し、予想も下回った。

 FRBのタカ派姿勢は裏付ける内容ではあるものの、短期金融市場では今月のFOMCでの0.50%ポイント利上げの確率が急速に低下するなど、今週のパウエルFRB議長の議会証言を受けた利上げ期待の高まりを一気に後退させる反応が見られている。

 ドル円も見切り売りが強まっている模様。

USD/JPY 134.89 EUR/USD 1.0668 GBP/USD 1.2071

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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