金融庁はTOB(株式公開買い付け)の実施が必要になる取引の対象を拡大する方針だ。これまでは市場外での株式の大量取得が対象だったが、市場内で株式を買い進める場合にも、TOBの実施を義務付ける方向で議論する。買い手の意図が分からないままに大量の株式が取得される事態を防ぎ、取引の透明性と公平性を高める。17年ぶりに制度を総点検し、法改正も視野に入れる。

金融庁は3月2日に開く金融審議会(首相の諮問機関...
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB28DFI0Y3A220C2000000/