米ツイッターを買収したイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が、ツイッターで自身の投稿が利用者の画面の上位に表示されるよう、投稿表示を決める仕組み「アルゴリズム」を変更したと米メディア「プラットフォーマー」が報じた。

同メディアによると、マスク氏は12日夜に開かれた米プロフットボールNFLのスーパーボウルに関する投稿について、バイデン米大統領の投稿に比べて自身の投稿の表示が少なかったことに不満を持ち、ツイッターのエンジニアに対しアルゴリズムを調整することを指示し、マスク氏の表示を通常の1000倍に増やしたという。

ツイッターはマスク氏による買収以降、新サービスや仕様の変更など様々な手法を試行錯誤している。マスク氏の豪腕による経営改革が進む一方、SNS(交流サイト)に一定の公共性を求める声もあり、議論を呼んでいる。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC16AAH0W3A210C2000000/