元日の1月1日、全国各地で年賀状の配達が始まりました。日本郵便によりますと、SNSの普及などで1日、全国で配達される年賀状は、およそ8億8200万枚と去年を14%下回り、14年連続で減少しました。

国内の郵便事業発祥の地、東京 中央区の日本橋郵便局では、1日午前8時から配達の出発式が行われ、日本郵政の増田寛也社長が「年賀状1通、1通にはお客様の心が込められています。新年のおもてなしの心を込め、しっかりと届けてきてください」とあいさつしました。

このあと、年賀状を載せた自転車やバイクに乗った配達員たちが次々と出発していきました。

また1日は、自動で走行する小型ロボットを使った配達の実演も行われ、近くの洋食店に年賀状を届けていました。配達員の不足などが課題となるなか、日本郵便では将来的にはこうしたロボットの本格的な導入を目指したいとしています。

日本郵便によりますと、1日、全国で配達される年賀状は、およそ8億8200万枚と去年を14%下回り、14年連続で減少しました。

背景にはSNSの普及に加え、企業の間で環境への配慮から紙の使用量を減らそうと年賀状を使ったあいさつをとりやめる動きが広がっていることなどもあるということです。
2023年1月1日 11時43分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230101/k10013939441000.html