王将フードサービスは18日、「餃子の王将」で提供するギョーザやチャーハンなど35商品について11月19日から11~55円値上げすると発表した。5月に価格改定したばかりで、2022年に入って2度目の値上げになる。食材やエネルギーの価格高騰分を吸収できないと判断した。

主力商品のギョーザは店内飲食価格で関西では275円、関東で297円と11円上げる。チャーハンは関西で495円、関東で550円と22円上げる。

5月の値上げではメニュー全体の約2割にあたる14商品について22~33円値上げした。ギョーザは22円上げていた。今回の値上げによりギョーザは22年当初より33円の値上げになる。

王将フードサービスによると、主要な食材や包装資材の価格は4~9月の累計で前年と比べて8~20%増え、電気やガスは9月に前年同月比70%増となったという。今後もさらなるコストアップが見込まれるため、2度目の値上げに踏み切った。

餃子の王将では5月の値上げ後も売り上げが順調で、客単価や客数は継続して前年を上回っている。9月の既存店売上高は前年同月比13%増で、新型コロナウイルス禍前の19年9月とほぼ同水準だった。客数は10%増で客単価は3%増となった。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF181W60Y2A011C2000000/