日銀の黒田東彦総裁の発言に波紋が広がっている。9月22日の金融政策決定会合後の記者会見で、利上げの実施や金融政策の先行き指針(フォワードガイダンス)の修正が「2、3年ない」と受け止められる発言が飛び出したからだ。「2、3年」という期間の明示は事務方の想定問答になく、日銀職員ですら驚きを隠さない。

午後3時半から始まった記者会見。利上げの可能性を問われた黒田総裁は「当面、金利を引き上げるというよう...
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