浪人生が急減している。大学入学共通テストを受験した浪人生は、ここ10年で3割減った。

 影響を強く受けた予備校大手の駿台予備学校は今年3月、神奈川県の「藤沢校」と「あざみ野校」を閉校。県内の校舎は横浜校だけになった。埼玉県内もすでに1校だけで、統廃合が加速している。

 「1浪、2浪は当たり前」だった大学入試に、何が起きているのか。

埼玉や千葉でも…
 「在籍している現役生の数は横ばいだったが、浪人生が大きく減った。校舎を残して欲しいという声も多かったが、(2校は)ここで役割を終えた。近隣の人口分布も加味し、横浜校に集約する形にした」

 同校事業企画室の磯川勝室長はそう話す。

 2校ができたのは2008年…
https://www.asahi.com/articles/ASQ664K3HQ4XULEI008.html