https://twitter.com/shiki_jp/status/1509546110817226753
劇団四季が発表した架空のミュージカル「オオサカの怪人」(劇団四季Twitter)

4月1日のエイプリルフールは近年、企業や官公庁が嘘の発表を行うのが恒例。一部で自粛はみられるものの、今年もSNS上で盛り上がりを見せている。世相も織り交ぜたユーモアは、商品やサービスのプロモーションにもつながっているようだ。

劇団四季は1日、21世紀の大阪を舞台にしたミュージカル「オオサカの怪人」の上演を発表。道頓堀の地下に棲む怪人と歌姫の悲恋物語で、2人が道頓堀川を舟で行く画像がツイッターに掲載された。

架空の演劇だが、「是非やってほしい」とする声が多数あり、好感を示す「いいね」は午前中で9千を超えた。「クリスティーヌはヒョウ柄で」「冒頭のオークションはカーネル(サンダース)おじさんに」などのアイデアも寄せられた。劇団四季では実際に「オペラ座の怪人」を大阪四季劇場で来春まで公演中。今回の発表もプロモーションを兼ねたもので、チケット販売に弾みをつけたい考えだ。

タクシー会社の三和交通(横浜市)は1日、タクシーの中で飲食が楽しめる「居酒屋タクシー」の運行を発表した。全長20メートルの大型車で、車内にはカウンターも設置。あらかじめ指定した居酒屋メニューを楽しめる。
https://twitter.com/sanwa_taxi/status/1509682049761775631

これもエイプリルフールの話題だが、同社では実際に有料で買い物代行などを行う「救援タクシー」を運行。「足腰の弱いお年寄りから需要があった。コロナ禍では特に利用が伸びた」(広報担当者)といい、今回の「居酒屋タクシー」も救援タクシーの一環との位置付けだ。

大手企業も例年大喜利に参加する。「元ネタ」が分かるほどなじみが深いことが前提で、企業の商品力が示される場でもある。アース製薬は1日、洗口液の「モンダミン」に「にんにく風味」の新製品を発表。コロナ禍で希薄になりがちな対人関係に、印象を残すのがねらいだという。
https://twitter.com/EarthOfficialJP/status/1509546058111627266

過去の大手の参加では、最高級の樹液の香りで虫が寄ってくる「アース虫よせネットEX」(アース製薬)、地肌のべとつきを強めるシャンプー「デメリット」(花王)、肉の味がするクッキー「カントリーパパ」(不二家)などが話題となった。

新型コロナウイルス禍が続く中、ウクライナ侵攻、北朝鮮の新型ミサイル発射など、何かと暗いニュースが多い2022年。ひとときのユーモアが、和ませてくれる。

2022/4/1 12:59
産経ニュース
https://www.sankei.com/article/20220401-7WXRRAGEAJIH3EMPFQIVCMEZJ4/
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