米宇宙企業SpaceXは2月2日(現地時間)、衛星インターネットサービス「Starlink」の新プラン「Premium」を発表した。新しい高性能アンテナで、下り150〜500Mbps(レイテンシは20〜40ミリ秒)のサービスを提供する。一部地域で受注を開始しており、第2四半期(4〜6月)に提供を開始する見込み。

 同社は2020年5月からβテストサービスを提供している。従来のスタンダードプランは50〜250Mbps(レイテンシは20〜40ミリ秒)なので、かなり速くなる。

 価格もかなり高い。スタンダードプランのアンテナは499ドルでサブスク料金は月額99ドルのところ、プレミアムプランはアンテナが2500ドルで月額500ドルだ。

 プレミアムプランは「スモールオフィス、店舗、スーパーユーザー向け」となっている。

 SpaceXは2018年からStarlinkのための低軌道衛星を打ち上げており、現在約2000基の衛星がコンステレーションを構成している。イーロン・マスクCEOは昨年8月、アンテナの出荷台数が14カ国で10万台に達したとツイートした。
2022年02月03日 07時11分
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2202/03/news072.html