韓国政府の通信委員会(KCC)が現地時間1月11日に明らかにしたところによると、Appleが韓国で同社の運営する「App Store」以外の決済システムを認める計画案を同委員会に提出したという。The Korea HeraldならびにReutersが報じた。

 Appleにコメントを求めたが直ちに回答は得られなかった。ただし、Reutersでは、Apple関係者が「韓国のユーザーの利益になる解決策に向けて、KCCおよび開発者コミュニティーと協力することを楽しみにしている」と語ったとしている。

 韓国では2021年に、GoogleやAppleのようなIT大手企業が開発者に対し、自社のアプリ内課金システムの利用を義務づけることを禁止する法律が可決された。この法律では、アプリストアの運営企業が、正当な理由なくアプリの承認を遅らせたり、承認済みのアプリを削除したりすることも禁じられている。

 なお、Googleは11月に、「Android」のモバイルおよびタブレット・アプリについて、アプリ開発者がGoogle以外のアプリ内課金システムを韓国ユーザーのために追加することを許可すると述べていた。
2022年01月12日 07時20分
https://japan.cnet.com/article/35181921/