【パリ=白石透冴】世界保健機関(WHO)は30日、新型コロナウイルスの新しい変異型「オミクロン型」の感染拡大を受け、ワクチン接種をしていない60歳以上の人などは市中感染が起きている地域への旅行を延期すべきだと発表した。変異型は感染力が高い可能性があり、アフリカ、欧州など各地で見つかっている。

ワクチン接種をしておらず、肥満、がん、糖尿病などのような病気を持っている人にも同じ勧告を出した。広範な渡航制限については「国際的な感染を防ぐことはできず、生活に重大な支障をもたらす」として否定的な見解を示した。
2021年12月1日 10:28
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR010GR0R01C21A2000000/