米Twitterは11月29日(現地時間)、共同創業者のジャック・ドーシー氏(45)がCEOを辞任すると発表した。後任には2011年10月入社で現CTO(最高技術責任者)のパラグ・アグラワル氏が、取締役会満場一致で任命され、即日発効した。

 ドーシー氏は、2022年の株主総会での任期満了後、取締役からも退く。

 取締役会会長も、Googleの元CFO(最高財務責任者)のパトリック・ピシェット氏から、Salesforce.comのCOO(最高執行責任者)のブレット・テイラー氏に引き継がれる。

 ドーシー氏は27日に突然、「Twitterを愛している」とツイート。辞任発表後、「知ってるかもしれないけど、Twitterを辞めたんだ」と、全社宛書簡のコピーを添えてツイートした。

 同氏は書簡で「16年もの間Twitterでいろんな役割を担ってきたが、ついに離れる時が来たと決断した」「これは私自身の決定だとみんなに知っておいて欲しい(中略)もちろん決断は厳しかった。このサービスも、みんなのことも愛しているから、本当に悲しいけれど、本当に幸福だ」と語り、新CEOと新会長をいかに信頼しているかも語った。

 会長にならずに去る理由は、新CEOは創業者の影響を受けずに会社をリードして欲しいからだと説明した。

 ドーシー氏は米SquareのCEOも務めている。2020年、物言う株主の米ヘッジファンドElliott Management CorporationがCEO退任を求めたが、米IT系投資ファンドSilver Lakeから10億ドルの出資を受け、更迭を免れた。
以下ソース
2021年11月30日 07時07分
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2111/30/news072.html