[東京 26日 ロイター] - 日東電工は26日、2022年3月期の連結営業利益見通しを従来予想から210億円引き上げ、前年比34.3%増の1260億円に上方修正した。新型コロナウイルスワクチンの効果を高める核酸免疫補強材や、スマートフォン向け回路基板などの需要が伸長しているため。為替が円安に振れていることも収益を押し上げる。

IBESがまとめたアナリスト17人のコンセンサス予想1101億円を上回った。

連結売上高の見通しは7850億円から同11%増の8450億円に、純利益は750億円から同28.1%増の900億円に上方修正した。半導体の生産工程用部材も需要が拡大している。

併せて発表した4─9月期の連結営業利益は前年同期比71.8%の728億円だった。

2021年10月26日5:45 午後
ロイター
https://jp.reuters.com/article/nitto-denko-idJPKBN2HG0XS?il=0