GitLab社が米NASDAQ市場に上場を果たし、14日午前9時半(現地時間)にニューヨークにあるNASDAQ市場のオープニングベルを鳴らすセレモニーを同社共同創業者兼CEOのSid Sijbrandij氏と同社共同創業者でエンジニアリングフェローのDmitriy Zaporozhets氏が行いました。

売り出し価格は77ドルで、同社の時価総額は110億ドル、日本円で約1兆2000億円となりました。

同社がサービスを提供しているソースコード管理の分野やDevOpsの分野には、マイクロソフトに買収されたGitHubという強力な競合企業がすでに存在し、それ以外にもDevOpsのためのソフトウェアやサービスを提供する企業が多数存在しています。

そうした中で、創業当初からオフィスを持たず、世界各地にちらばる社員全員がリモートワークで働く企業が急成長し、時価総額1兆円を超える企業として株式公開に成功しました。

このことは、いまリモートワークを推進している多くの組織や個人にとって、リモートワークでも適切に業務をこなし、成功できるのだという重要なメッセージとして響くのではないでしょうか。
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