大規模な停電を受けて、脱石炭を進めていた中国が一転、石炭増産。

中国では、習近平国家主席が、2030年までに二酸化炭素排出量を減少に転じさせると宣言したことを受けて、「脱石炭」の動きが加速していたが、9月までに各地で大規模な停電が発生し、電力不足が深刻になっていた。

これを受け、中国政府は13日の会見で、国内の炭鉱ですでに2.2億トンの石炭を増産するなどの対策を進めており、市民への電気の供給を保証すると強調した。

また、国際的に資源価格が上昇する中、引き続き、需要と供給がひっ迫しているとも説明していて、暖房向けの需要が増える冬に向け、今後も影響が続くおそれもある。
https://www.fnn.jp/articles/-/253459