日本フランチャイズチェーン協会(東京・港)が20日発表した7月のコンビニエンスストアの既存店売上高(速報値)は、前年同月比5.1%増の9232億円だった。増加は5カ月連続で、伸び率は2021年4月(6.6%増)以来の高さだった。前年に比べて梅雨明けが早く平均気温も高く推移したため、ソフトドリンクやアイスクリームなど夏物商材の販売が好調だった。冷凍食品、アルコール飲料などの売れ行きも良かった。

7月の既存店の来客数は1.9%増と、4カ月連続で前年実績を上回った。平均客単価は3.1%増と、2カ月連続で増加した。

品目別の売上高は、パンやデザート類、弁当など「日配食品」は3.5%増、ソフトドリンクやアルコール飲料、冷凍食品といった「加工食品」は6.4%増だった。たばこや雑貨、書籍などの「非食品」は3.6%増、イベントチケットなどの販売が伸びた「サービス」は19.0%増だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2021年8月20日 14:33
日本経済新聞
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