>>1 から続く

 ディスプレイはフルHD+(1080×2400ピクセル)の有機ELを採用しており、リフレッシュレートは120Hz、タッチサンプリングレートは240Hzを実現する。強化ガラスとしてCorning Gorilla Glass Victusを採用しており、最大2mからの落下耐久性と最大2倍のスクラッチ耐性を持つ。指紋センサーをディスプレイに内蔵しており、5本指を登録して解除することも可能だ。また、暗い場所でフリッカー(ちらつき現象)を抑え、眼精疲労を軽減する「DC調光」にも対応している。

 プロセッサはSnapdragon 888を採用。バッテリー容量は4000mAh。急速充電のQuick Charge 4.0やUSB Power Delivery 3.0に対応しており、最大30Wのアダプターを用いれば、25分で60%まで充電できる。

 アウトカメラは2眼構成となっており、6400万画素の広角カメラと1200万画素の超広角カメラを搭載する。夜景モードにも対応している他、超広角カメラでは4cmまでの接写も行える。書類を撮影した後、ゆがみを補正してPDFに変換できる「ドキュメントモード」も利用できる。サインをした書類をスキャンして送付するといったビジネスシーンで活用できる。インカメラは1200万画素でオートフォーカスにも対応している。

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アウトカメラのスペック

 上部と下部にはデュアルステレオスピーカーを搭載している。ZenFone 7では省かれた3.5mmイヤフォンジャックが復活したこともトピックだ。本体の奥行きは約8.9mm、重量は約169g。microSDスロットは備えていない。物理SIMを2枚利用できるデュアルSIMをサポートしているが、SIMカードを2枚挿入して、5G回線を同時に使用することはできない。

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デュアルステレオスピーカーや3.5mmイヤフォンジャックを搭載
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左側面と右側面
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上部にイヤフォンジャック、下部にUSB Type-CコネクターやSIMスロットを備えている
 対応バンドは5Gがn1、n2、n3、n5、n7、n8、n12、n20、n28、n38、n77、n78、4GがB1、B2、B3、B4、B5、B7、B8、B12、B17、B18、B19、B20、B26、B28、B34、B38、B39、B40、B41、B42。ドコモ、KDDI、ソフトバンクのネットワークに対応しており、楽天モバイルはIoT(接続テスト)を実施している最中で、Zenfone 8発売までにはアップデートにより対応する予定とのこと。