ソニーグループは26日、経営方針説明会を開き、ゲームや映画、音楽などのエンターテインメント分野を軸に、顧客基盤を現状の1億6000万人から10億人まで拡大する目標などを示した。説明会での吉田憲一郎会長兼社長との主なやりとりは次の通り。

――10億人という顧客基盤は、どのようなスピード感で達成するか。

「10億人という目標はソニーグループがゲームやアニメなど顧客と直接つながる『ダイレクト・ツー・コンシューマー(DTC)』の領域で想定している。期限を定めた目標ではなく、世界を感動に満たすためのビジョンという風に考えていただきたい。現状で大きいのはゲームの約1億人だが、今あるものをしっかり大きくしていく。もう一つはM&A(合併・買収)によって広げたり、新たに作ったりするものもある」

「ソニーグループ単独ではなく、パートナーと一緒に届けた方がいいものはそうする。自社でプラットフォームを作る必要は必ずしもない。ただ、スマホゲームなどモバイルは客とダイレクトにつながることができるものなので重視している」
以下ソース
2021年5月26日 13:02
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC2631E0W1A520C2000000/