先日、オンラインマーケットプレイス『StockX(ストックX)』が2億5,500万ドル(約280億円)の資金調達に成功し、企業評価額が38億ドル(約4,165億円)に達したことを発表した。

『StockX』は2016年にアメリカのスニーカーコレクターであるJosh Luber(ジョシュ・ルーバー)が設立。当初はスニーカー専門のマーケットプレイスとしてスタートしたが、近年ではアパレルから時計、テック製品や貴重なコレクターズアイテムまでを取り扱うサイトに成長。従業員も世界中で1,000人を超すという。そんな同社は昨年12月にも2億7,500万ドル(約300億円)を資金調達し、その時点での企業評価額は28億ドル(約3,070億円)だった。今回の資金調達は、前回資金を提供した「Altimeter Capital」などの投資会社が主導して行い、『StockX』は新たに6,000万ドル(約66億円)の株式を発行し、さらに同社の従業員が保有する1億9,500万ドル(約214億円)の株式を投資家に売却することで、合計で2億5,500万ドルの資金調達に成功した。

『StockX』のCEOであるScott Cutler(スコット・カトラー)はプレスリリースの中で、企業評価額が前回に比べて35%も上昇したことについて以下のようなコメントを残している。「このニュースは、StockXのビジネスの価値に対する人々の幅広い理解と継続的な興奮、そしてマーケットプレイス体験に対する評価の高まりを示しています。消費者の購買行動と投資行動における根本的な変化は、消費財と取引可能な資産の交差点で長い間生きてきた我々にとって、計り知れない成長の機会を与えてくれます」
https://hypebeast.com/jp/2021/4/stockx-3-8-billion-valuation-funding-round-255-million