[東京 9日 ロイター] - 安川電機は9日、2022年2月期の連結営業利益(国際会計基準)が前年比54.5%増の420億円になる見通しだと発表した。新型コロナウイルス感染拡大の長期化で先行きに不透明感はあるものの、主力事業のACサーボ・ロボットを中心に着実な回復を予想している。

IBESがまとめたアナリスト20人のコンセンサス予想では、22年2月期通期の連結営業利益の平均値は432億円。

21年2月期の営業利益は前年同期比12.3%増の271億円だった。新型コロナの影響で上期を中心に製造業全体の設備投資が抑制されたが、生産活動の正常化がいち早く進んだ中国では5G通信網などニューインフラ関連の投資が積極的に行われ、ACサーボモータ・コントローラ事業で販売が好調に推移した。

ロボット事業の主要市場である自動車では、半導体ロボットの販売が堅調に推移した。

2021年4月9日4:38 午後
ロイター
https://jp.reuters.com/article/yaskawa-idJPKBN2BW0U6