カジュアル衣料品店の「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングとフリマアプリのメルカリは、衣料品がアプリ上で高額で転売されることを防ぐため品薄が予想される新商品の情報を事前に共有して、発売前の出品などの規約違反があればアプリから削除するなどの対策を連携して行うことになりました。

ファーストリテイリングとメルカリは、「ユニクロ」が販売する衣料品がメルカリのアプリ上で高額で転売されることを防ぐため連携する協定を結びました。

それによりますと、ファーストリテイリングは、限定商品などで品薄になることが予想される新商品の種類や発売時期、画像などを商品の発売前にメルカリに事前に伝えます。

メルカリは事前の情報をもとに商品が一時的に高騰する可能性があることをアプリなどを通じて利用者に知らせ、冷静に購入を検討するよう注意を呼びかけます。

また、新商品の画像を使って発売前にアプリに出品するなどの規約違反が確認されれば出品を削除するとしています。

ユニクロの商品は、メルカリのアプリ上で最も多く取り引きされているブランドだということで、両社は「消費者の混乱を回避し、より安全・安心に取り引きできる環境の構築を目指していきたい」としています。
2021年3月18日 19時19分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210318/k10012922721000.html