Microsoft「Office」アプリの「iPad」版が米国時間2月16日、Appleの「App Store」で提供開始された。「Word」「Excel」「PowerPoint」が1つに統合された「Office」アプリは、2020年2月に「iOS」版ならびに「Android」版がリリースされていた。

 今回リリースされたiPad版Officeアプリは、「iPhone」版、「Windows」版、「Android」版と同様、Word、Excel、PowerPointの最もよく使用される機能の一部と、いくつかの関連機能を提供することを目的としたもので、PDFの作成、スクリーンショットのPDFまたはPPTへの変換、PDFへのメモの挿入なども可能となっている。

 新しいiPad版のOfficeアプリはApp Storeから無料でダウンロードでき、利用には「iOS 13.0」以降が必要。また、基本的な機能以外の機能を使用するには、「Microsoft 365 Personal」(月額6.99ドル[日本では税込み1284円])もしくは「Microsoft 365 Family」(月額9.99ドル[日本では提供なし])のサブスクリプションに加入する必要がある。なお、App Storeの説明に記されているように、サイズが10.1インチ(またはそれ以上)以上のiPadでは、ドキュメントの作成・編集機能を利用するためにサブスクリプションが必要(画面サイズが10.1インチ未満の携帯端末では、サブスクリプションなしでドキュメントの作成と編集が可能となっている)。
2021年02月17日 07時25分
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