Zホールディングス傘下のヤフーは13日、フリマアプリ「PayPay(ペイペイ)フリマ」の販売手数料を10%から5%に引き下げると発表した。競合サービスに比べて出品者の負担を減らすことで、出品数を増やして中古品の取引を活発にする。

20日以降に購入された商品が対象になる。フリマアプリでは楽天が運営する「ラクマ」で、2020年12月に販売手数料を税込み3.85%から6.6%に引き上げていた。メルカリの手数料は10%で、大手3社ではヤフーが最も低くなる。

ペイペイフリマは19年10月にサービスを始めた。キャッシュレス決済「ペイペイ」や衣料品通販のZOZOとサービスを連携するなど、利便性を高めてきた。流通総額は公表していない。「コロナの巣ごもり需要もあり、利用は増えている」(同社)という。
2021年1月13日 12:03
https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ132L90T10C21A1000000