農林水産省が27日発表した2020年の「農林業センサス」によると、農業を主な仕事とする「基幹的農業従事者」は136万1千人で、15年の前回調査と比べて22.5%、39万6千人減少した。65歳以上が占める割合は69.8%となり、4.9ポイント上昇した。比較可能なデータがある1985年時点の346万人から一貫して減少が続いている。

 基幹的農業従事者の平均年齢は0.7歳上昇して67.8歳だった。高齢で農業をやめる人が多いことが影響した。担い手の確保が課題となる。

 農水省は今回から農業人口を把握する主要指標として使われてきた「農業就業人口」の集計をとりやめた。
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