加藤勝信官房長官は8日午前の記者会見で、政府の外食需要喚起策「Go To イート」のポイント付与に、最低利用料を設定する方針を示した。昼食は500円、夕食は1000円未満の場合はポイントを付与しない方向で調整する。

獲得ポイントより少ない金額の商品を注文し、差額を得る利用客が相次いでいる問題に対応する。加藤氏は「国民の皆さんの公平感に反することがないような対応を検討する」と述べた。

1日に始まった同事業は予約サイトを通じて飲食店を予約すれば1人当たり昼食は500円、夕食(午後3時以降)は1000円相当のポイントが付与される。ポイントは次回以降の予約で利用できる。

ポイント額を下回る食事しか注文せず、予約を繰り返して差額を得る手法がインターネット上で「錬金術」と呼ばれている。
2020/10/8 12:48
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO64760880Y0A001C2MM0000/