LCCは地方活性化のカギ

「半沢直樹」でもテーマになった、航空会社の立て直し。モデルがかつて経営破綻に陥った日本航空であることは明らかだが、コロナ禍において、現実の航空業界の窮状とダブって見えた人もいるだろう。

LCC航空大手のエアアジア・ジャパンが、事業継続を断念して12月に全路線廃止を決定した。マレーシアのエアアジアと楽天などの提携によって生まれたエアアジア・ジャパンは、2014年の設立から6年で姿を消すことになった。

群雄割拠のLCCで、エアアジアに乗ったことがない人も多いかもしれない。だが、1社の消滅が、特に財政の厳しい地方空港に大きなダメージを与え、ひいては「空港なし県」出現の危機を招く可能性があるのだ。

航空業界に詳しいアナリストはこう言う。

「全国には97もの空港があり、特に多い国と言える…

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https://gendai.ismedia.jp/articles/-/76193