1回の充電で東京から福岡までの1000キロメートルを走る電気自動車(EV)は実現できるのか。現在のリチウムイオン電池をしのぐ蓄電池の有力候補に「フルオライドイオン電池」が名乗りを上げた。京都大学とトヨタ自動車のチームが原型を試作し、電気をためる性能をリチウムイオン電池の7倍に高めるメドをつけた。答えが出たと考えるのはまだ早いが、世界中の研究者が解を探っている。

京都大学の内本喜晴教授らやトヨタは…

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2020/8/7 11:26
日本経済新聞 電子版
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO62404420X00C20A8TJM000/