新型コロナウイルスに感染した人と濃厚接触した疑いがある場合に通知を受けられるスマートフォン向けのアプリについて、加藤厚生労働大臣は、19日午後から運用を開始すると発表し、広く利用を呼びかけました。

加藤厚生労働大臣は、閣議のあとの記者会見で、アプリの概要を発表しました。

それによりますと、アプリは「COCOA」という名称で、スマートフォンを持っている人どうしが15分間以上、1メートル以内に近づくと、相手のデータを互いに記録します。

そして、仮に利用者が新型コロナウイルスに感染した場合に、情報を登録すれば、記録された相手先に濃厚接触の疑いがあると通知する仕組みです。

アプリは、19日の午後3時ごろから運用を開始し、インターネットで無料でダウンロードできます。

加藤大臣は「本人の同意を前提とした、個人情報を記録しない安心して利用できる仕組みになっている。利用者が増えることで感染拡大の防止につながることが期待される」と述べ、広く利用を呼びかけました。
2020年6月19日 11時57分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200619/k10012476441000.html