東京海上ホールディングスが20日発表した2020年3月期(前期)の連結決算は、純利益が前の期比5%減の2597億円だった。今後の自然災害発生に備え、準備金を積み増したことに加え、株安による保有有価証券の評価損が響いた。

損害保険事業の売上高に相当する正味収入保険料(傘下の事業会社合算)は0.3%増の3兆5983億円だった。火災保険を中心に堅調だった。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う影響額を現時点で合理的に算定することが困難なため、21年3月期(今期)の業績見通しは未定とする。今期の1株当たり年間配当は前の期より25円少ない200円を見込む。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2020/5/20 14:56
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL20HQ5_Q0A520C2000000/