立て子の戯言:実験的にロイター提供の前場値動きを定点観測する試みを行っています。
後場の動きに注目されている方々、及び市況板をヲチして楽しんでいる方々の手助けになれば幸いです。
もちろん中の人も大いに活用して下さいね。お漏らしは程々に。
株式前場値動きとスレタイにつけていますので、スレタイ検索でも活用していただければ幸いです。適宜、>>2辺りにその日の詳細も置いておきます。
スレタイ検索 株式前場値動き
http://download.co.jp/news/bizplus/%E6%A0%AA%E5%BC%8F%E5%89%8D%E5%A0%B4%E5%80%A4%E5%8B%95%E3%81%8D
前日、大いに市場を盛り上げたコロナ関連の情報が一転、それらを打ち消すような報道が出たことでダウが揺さぶられています。ですが日本市場はそれほど連動せずに明日の緊急事態宣言解除への期待からか大きく値を上げる展開。ハイテク関連も好調です。

[東京 20日 ロイター] -
前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比151円19銭高の2万0584円64銭となり、続伸した。オーバーナイトの米国株市場で主要3指数は反落したものの、米株先物が小じっかりした動きになっていることや、ドル/円が107円台後半と円安基調で推移していることなどが支援材料となった。

19日の米国株市場は反落。ダウが1.59%安、ナスダック総合が0.54%安、S&P総合500が1.05%安で取引を終えた。18日は米モデルナの新型コロナウイルス感染症のワクチンに対する期待で急上昇したが、同ワクチンの効果に疑念を示す報道が出たことが嫌気された。
日経平均は20円58銭高の2万0454円49銭で続伸スタート。その後も上げ幅を拡大し、2万0622円29銭の高値を付けた。米株先物と為替のドル/円の円安基調に加え、関西3府県の緊急事態宣言解除の検討や、企業の決算発表通過によるアク抜け感などの複数の材料が支援した。
市場からは「19日の米国株式市場はモデルナのワクチンの効果に疑念を示す報道が出たことが嫌気され反落したが、国内ではもともとワクチンに対して懐疑的な見方が多かった。米国株式市場のような反動はみられない」(国内証券)との声が出ていた。

個別では富士フイルムホールディングス が反落し2.66%安。同社グループの富士フイルム富山化学が開発した新型コロナウイルス感染症の治療薬候補「アビガン」を巡り、国の承認審査にデータを活用できると期待された臨床研究で明確な有効性が示されていないことが分かった、との報道が嫌気された。「アビガン」の製造に関連する銘柄も大幅安となっており、中間体の供給を決めたダイトーケミックス は6%超安、グループ会社が原薬製造を富士フイルムから受託した三谷産業 は5%超安、材料を生産するデンカ も3%超安となった。

TOPIXは0.39%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は9436億1000万円だった。東証33業種では非鉄金属、空運業、建設業などの22業種が値上がり。保険業、パルプ・紙、海運業などの11業種は値下がりした。

東証1部の騰落数は、値上がりが1120銘柄に対し、値下がりが926銘柄、変わらずが115 銘柄だった。

一方、新興株市場で、東証マザーズ指数は堅調に推移。一時、前日比2.3%高の901.72ポイントまで上昇し、年初来高値を更新した。市場では「回転売買が効き、上昇が止まらない。売りが出尽くしたようなものも買い直されている」(ネット系証券)との声が聞かれた。

2020年5月20日 / 12:02
ロイター
https://jp.reuters.com/article/tokyo-stx-idJPL4N2D20SW?il=0