船井電機は13日、2020年3月期の連結最終損益が24億円の赤字(前の期は26億円の黒字)になったようだと発表した。従来予想(32億円の赤字)より赤字幅が縮小した。主戦場の北米でテレビの小売価格が想定よりも下がらなかった。新型コロナウイルスの感染拡大により競合の中国勢が自国での生産を縮小し、北米向けの輸出が減ったことが影響した。

売上高は前の期比17%減の880億円となったもよう。従来予想(19%減の850億円)から減収幅が縮小した。中国勢の生産が滞る中、船井電機がメキシコやタイの工場で生産したテレビが想定よりも売れた。20年3月期の決算発表は18日を予定している。

2020/5/13 17:40
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59040560T10C20A5LKA000/