セブン―イレブン・ジャパンは28日、約2万1000の全加盟店を対象に一律10万円を特別感謝金として支給することを決めた。従業員向けにも1店舗あたり6万円分のクオカードを手当として支払う。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、業務負担が増えている店舗への支援策で、総額は約33億円となる。

 このほか、店舗開業時に本部が加盟店に融資した資金の利息を当面の間、免除する。従業員の感染防止策でも、顔全体を覆うフェースシールドや1店舗あたり500枚の使い捨てのビニール手袋を配布する。

 感染拡大に伴い、休業となったオフィス内の店舗を中心に来客数が減少し、3月の既存店売上高は全体で前年同月比3・2%減となり、業績も悪化している。同社は「未曽有の危機を乗り切るには加盟店と本部の緊密な連携が必要」(幹部)としている。

2020/04/28 14:16
読売新聞オンライン
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