KDDI(au)とソフトバンクは24日、25歳以下の学生らのデータ通信料を一部無償化する取り組みについて、期間を1カ月延長すると発表した。当初は4月末まで月50ギガ(ギガは10億)バイトを上限にデータ容量の追加購入費を無償化するとしていた。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、オンライン授業を受ける学生を支援する。

データ容量を追加購入する場合は通常、1ギガバイト当たり1000円かかる。KDDIとソフトバンクは、スマートフォン経由でノートパソコンなどをインターネットに接続する「テザリング」の利用料金も無料にしている。ソフトバンクは「ソフトバンク」のブランドに加え、格安ブランド「ワイモバイル」の利用者を対象としている。

KDDIはデータ容量に上限がない大容量プランでも負担軽減策を実施している。現行の4Gや高速通信規格「5G」の4プランを新規契約した場合は2カ月間、月2000円安くする内容だ。新規契約の対象期間も5月末まで延長した。
2020/4/24 12:38 (2020/4/24 14:45更新)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO58442420U0A420C2X30000/