ファミリーマートは13日、2021年2月期(今期)の連結純利益(国際会計基準)が前期比38%増の600億円になる見通しだと発表した。新型コロナウイルス感染症の影響については、20年4月末までの売り上げ減少の影響を織り込んでいるものの、5月以降は先行きの見通しが困難なため、織り込んでいないという。加盟店の支援や新規設備投資を実施するものの、低収益店舗の再生で高い質の店舗網を再構築するほか、商品力や販促強化で収益力の強化を図る。

売上高に相当する営業収益は微増の5190億円を見込む。店舗の採算改善に加え、構造改革の推進による販売管理費の削減などで、本業のもうけを示す事業利益は32%増の850億円を見込む。

同日発表した前期(20年2月期)の連結決算は、営業収益が前の期比16%減の5170億円、純利益が4%減の435億円だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2020/4/13 15:33
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL13HYC_T10C20A4000000/