SUBARU(スバル)は1日、国内唯一の完成車工場の群馬製作所(群馬県太田市)の生産を11日から一時停止すると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で海外からの部品調達が難しくなっていることや、需要が減っていることに対応する。トヨタ自動車なども工場停止を決めている。稼働を続ける工場もあるが、今回のスバルで乗用車8社全社が国内の生産ライン停止を発表したことになる。全社の生産停止は2011年の東日本大震災以来となる。

スバルの生産停止は5月1日までで、大型連休明けの11日から生産を再開する予定だ。影響は4万台程度となる見込みで、19年の世界生産実績(98万7千台)の4%に相当する。現在生産を停止している米インディアナ州の工場でも、6日までとしていた停止期間を17日までに延長する。一時的にスバルの持つ全ての完成車工場が生産を停止することになる。

2020/4/1 10:31
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57498390R00C20A4EAF000/