[東京 24日 ロイター] - 日銀の黒田東彦総裁は24日、衆院・財務金融委員会で、先週末時点で日銀が保有している上場株式投信(ETF)の含み損は2兆円―3兆円程度、不動産投信(J−REIT)の含み損は1000億円程度だと述べた。櫻井周委員(立憲民主・国民・社保・無所属フォーラム)の質問に答えた。

黒田総裁は「現時点のETFやJ−REITの含み損が、決算における日銀の損益を必ずしも示すわけではない」と指摘。「中央銀行は、継続的に通貨発行益が発生する。やや長い目で見ると、必ず収益が確保できる仕組みになっている」と述べた。

2020年3月24日 / 12:48
ロイター
https://jp.reuters.com/article/boj-idJPKBN21B0DX?il=0