三菱重工業は人の動きを検知する人感センサーで温度調整する家庭用エアコンなど23機種を4月から順次発売すると発表した。2020年夏に発売する別売り部品の無線LAN(構内情報通信網)機器と接続すれば、スマートフォンで外出先から簡単に操作できる機能もつけた。環境意識の高まる中、省エネモデルで需要を取り込む。

(日経新聞の仕様により画像引用が出来ませんので、三菱重工冷熱株式会社様の商品紹介ページから引用します)
ビーバーエアコン2020年度モデルSY,RY,TYシリーズ:ルームエアコン | 三菱重工冷熱
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三菱重工業は人感センサーにより省エネのコンパクトモデルを発売

新たに発売するのは同社の家庭用ルームエアコン「ビーバーエアコン」シリーズの23機種。

同シリーズは1970年に誕生し、今回は50周年モデル。最高位機種の「SY・SYKシリーズ」に人の動きを検知して設定温度を自動調整する人感センサー機能を搭載した。人の不在を認識することで冷やしすぎや暖めすぎを抑え、一定時間不在にすると自動的に運転を止め、省エネにつなげる。

狭い空間にも取り付けられる25センチメートルの小型モデルも用意した。

ジェットエンジンの翼形状設計にも使われる解析技術を設計に応用し、気流は冷房時に14メートルまで届く。少ない電力でも大風量で吹き出せるようにし音や振動を抑えた。気流をきめ細かく制御でき、16パターンから好みのエリアを選んで空調できる。寒冷地向けモデルも用意する。

価格はオープンだが、店頭想定は最上位のSYシリーズの場合、対応する部屋の大きさにより税別で17万〜24万円。エアコンを外出先から操作する機能では、別売り機器は税別1万1000円と工事料などがかかる。

スマホでアプリをダウンロードすれば、遠隔からエアコンを操作できる。グループ会社が販売する加熱気化式加湿器との連動運転機能も加え、エアコンが湿度検知することで加湿器が自動で運転・停止するようにした。

2020/3/6 11:59
日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO56467970W0A300C2XA0000/