古来「豊葦原の瑞穂の国」という言葉が美称として用いられてきたように、コメは日本を代表する作物として栽培されてきた。稲作は社会のあり方や文化の中心にあっただけでなく、稲作農家の数の多さゆえに今も政治に影響を与え続けている。そのコメが、温暖化で脅かされようとしている。

科学的に警鐘を鳴らされたのは、コメの主力品種であるコシヒカリ。もし手を打たなければ、コシヒカリで「低品質米」の発生率が2040年代に…
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55499410R10C20A2000000/