日銀は9日、生活意識に関するアンケート調査(2019年12月)の結果を発表した。それによると、同年10月の消費税増税後に支出を「控えた」「やや控えた」と答えた人の割合は32.9%だった。単純比較はしにくいが、同様の質問をした15年3月調査(59.8%)比で半分近くに減少した。

 調査は四半期ごとに実施。今回の調査期間は19年11月7日〜12月3日で、2107人から有効回答を得た。

 支出を減らさなかった人は64.2%。理由については、政府が増税対策で実施したキャッシュレス決済時のポイント還元や軽減税率の影響を挙げた回答が多かった。

 また、増税前に前倒しで買ったものが「ある」と答えた割合は39.9%。前回の増税直前となる14年3月調査と比べ0.9ポイント下がった。
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