携帯電話キャリア最大手のNTTドコモは2020年3月期の営業利益が5年ぶりの減益になる見通しだ。昨年6月の値下げが数年かけて最大で年間4千億円の減益要因として効いてくる。しかし、吉沢和弘社長は「今期が利益の底となる」と明言する。反転攻勢に向けた自信はどこからくるのか。

ドコモ社内で最近よく聞かれるマーケティング用語が「アップセル」だ。同じカテゴリーの商品の中でより高価なものを買ってもらい、既存顧…

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2020/1/8 2:00
日本経済新聞 電子版
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53903920X21C19A2000000/