2019年産のコメの品質が低下している。夏の高温で、粒が白く濁る被害が新潟を中心に多く発生した。安全性に影響はないものの、消費者の買い控えを懸念する声もある。新米は物流コストの上昇で5年連続で値上がりしており、品質悪化を理由に値下げを求める卸業者もみられる。小売価格の下げ圧力になりそうだ。

コメは粒の色や形の整い方に応じ、産地の農協などが出荷時の検査で高い順に1〜3等、等外の4段階に区分する。1…

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2019/11/19 11:59
日本経済新聞 電子版
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52289930Y9A111C1QM8000/