米航空機大手ボーイングの最新鋭小型機「737MAX」が相次ぎ墜落した事故をめぐり、米国家運輸安全委員会(NTSB)は26日、緊急時にパイロットに過剰な負担がかかる設計が安全性を損なっていた、とする調査結果をまとめた。同型機の製造国である米国の当局が、ボーイングによる設計そのものに懸念を示したのは初めて。

737MAXは昨年10月にインドネシアで、今年3月にエチオピアで墜落し、合わせて346人が死亡した。機体の傾きを自動制御するシステムが誤作動し、機首を下げすぎたことが事故につながった。パイロットはシステムの存在を知らされていなかった。

 NTSBは、二つの事故機の飛…
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