ソフトバンクは6日、携帯電話の契約で2年利用を条件とする「2年縛り」を廃止すると正式に発表した。主力の「ソフトバンク」ブランドについて、13日から提供する全ての新プランで契約期間や違約金を設けない。利用者は1カ月単位で契約の乗り換えが検討しやすくなる。同社は端末ごとに違った基本料も統一し、「よりシンプルでわかりやすい料金プランを提供する」としている。

新プランでは利用者は解約を申し込んだ月の月額料金を支払えば、違約金を払わずにいつでも契約を解除できる。12日に新規申し込みの受け付けを終える既存プランの契約者は利用期間にかかわらず違約金なしで新プランに変更できる。

「2年縛り」は2年間の契約の継続を条件に月々の基本料金を割り引く施策。総務省は10月1日に施行する改正電気通信事業法にあわせて、2年縛りの抜本的な見直しを携帯大手に求める。途中解約の違約金は上限を1000円とし、縛りがないプランとの料金差の上限も月170円にするルールを課す。
2019/9/6 11:21
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49491200W9A900C1TJC000/