日米欧の製薬会社が中国で研究開発体制の整備に動き出した。仏サノフィ、塩野義製薬などは13億人を超える同国民の医療に関するデータも使い、難病やアジアに多い消化器疾患などの治療薬を開発する。中国政府の臨床試験(治験)や特許制度の整備で、米欧に先駆け承認された新薬も登場した。低コストの生産拠点だった中国に研究開発機能が集積する新しい局面に入る。

米調査会社IQVIAによると、中国の医療市場は拡大が続き…
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48043570R30C19A7SHA000/