去年12月に始まった4K・8Kの放送について、NTT東日本など3社がインターネットの光回線で視聴できるサービスをことし9月から始めることになり、対応するテレビがあれば、アンテナの付け替えなどを行わなくても放送を見られるようになります。

4K・8Kは、画素数を大幅に増やすことでこれまでのハイビジョンよりはるかに鮮明な映像を楽しめる放送で、NHKと民放などが、去年12月から放送を始めています。

発表によりますと、NTT東日本と西日本、それにスカパーJSATの3社は、4Kと8Kのすべてのチャンネルをインターネットの光回線を通じて提供するサービスをことし9月1日に始めることになりました。

具体的には、光回線を通じてテレビを視聴できる「フレッツ・テレビ」に加入する利用者は、4Kや8Kに対応したテレビに専用のアダプターを取り付ければ4K・8Kの放送を視聴できます。

これによって、アンテナを付け替えたり、テレビ端子などの受信設備を交換したりする必要がなくなります。

NHKと民放などが加盟する「放送サービス高度化推進協会」の調査によりますと、4K・8Kに対応したテレビの出荷台数は、ことし5月時点でおよそ106万台となっていて、利用の拡大が期待されています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190701/k10011977801000.html