テスラが、米商務省に対して日本産アルミウムにかかる追加関税10%について免除を要求し、同意を得ました。この要求は4月に申請されていたもので、日本軽金属が製造するアルミ材年間1万トンについての関税免除を求めていました。
テスラは日本産のアルミ材をPowerwallやPowerpackといった据え置き蓄電池用だけでなく、Model 3のバッテリーにも使用します。Reutersによれば「テスラは米国で唯一このようなタイプのバッテリーを製造しており、今後数年間で指数関数的に生産を増加させていく」とのこと。

テスラは米国内で製造されたアルミニウムは「合金の組成や厚さなどの要件を満たせず、米国内では年間生産量の要件も満たすことができない」としています。一方、商務省も6月5日付けの文書で、テスラが満足する品質のアルミニウムが米国内では十分に生産・供給できていない」ことを認めました。

なお、今回の関税免除は1年間の期限となっており、今後の社会情勢やテスラの生産体制によっては、また1年後に条件をすりあわせることになりそうです。

ちなみにテスラはModel SおよびModel Xはシャシーもフルアルミ製ですが、Model 3はコストダウンのためか一部にスチールを使用しています。
https://japanese.engadget.com/2019/06/24/1/