無料通信アプリ、LINEの先月までの3か月間の決算は、スマホ決済の普及に向けて行ったキャンペーン費用がかさんだことなどから、最終的な赤字が103億円に膨らみました。

発表によりますと、LINEの先月までの3か月間の決算は、売り上げが広告収入の伸びなどで前の年の同じ時期より13.5%多い553億円でした。

一方、最終的な損益は103億円の赤字と、13億円の赤字だった前の年の同じ時期と比べて、赤字額が大きく膨らみました。

これは、スマホ決済の「LINEPay」の利用者を増やすため、支払額の20%を還元するキャンペーンを行ったことや、加盟店の獲得のために一部の手数料を無料にしたことなどによるものです。

会社は、キャンペーンによってスマホ決済の利用者は大幅に増えているとしていて、今後も積極的に続ける方針です。

スマホ決済は、IT企業や携帯電話会社、金融機関の相次ぐ参入で乱立状態になっていて、大胆なポイント還元を売りにした利用者の獲得競争も激しくなっています。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190424/k10011895301000.html