日銀が26日発表した2月の企業向けサービス価格指数(2010年平均=100)は105.1と、前年同月比で1.1%上昇した。前年を上回るのは68カ月連続で、伸び率は1月(1.0%)からやや拡大した。人手不足などを背景に、道路貨物輸送や労働者派遣サービスでの上昇が目立った。

前月比は0.3%上昇と、3カ月ぶりにプラスに転じた。円相場の下落で、円建ての不定期船、外航タンカーの運賃が上昇した。半面、テレビ広告が下落した。

企業向けサービス価格指数は輸送や通信など企業間で取引するサービスの価格水準を総合的に示す。対象147品目のうち、前年比で価格が上昇したのは84品目、下落は23品目だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

2019/3/26 10:18
日本経済新聞
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