【ニューヨーク=共同】米誌フォーブスは5日、2019年版の世界の長者番付を発表した。米インターネット通販大手アマゾン・コムの創業者で最高経営責任者(CEO)のジェフ・ベゾス氏が保有資産1310億ドル(約14兆6千億円)となり2年連続で首位だった。

ベゾス氏はアマゾン株を16%保有。株価上昇で資産が膨らんだ。ただ、1月に長年連れ添った妻マッケンジーさんとの離婚を発表。離婚に伴う財産分与は明らかでない。

2位は米IT大手マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏の965億ドル。3位は米著名投資家のウォーレン・バフェット氏で825億ドル。

日本勢は、41位に衣料品店ユニクロを展開するファーストリテイリングの柳井正会長兼社長(資産222億ドル)、43位にソフトバンクグループの孫正義会長兼社長(216億ドル)らが入った。

ニューヨーク中心部のマンハッタンにある高層ビルなどを保有し「不動産王」として知られるトランプ米大統領は資産31億ドルで横ばいだったが、715位と、18年版の766位から上昇した。

資産10億ドル以上の富豪は2153人で前年から55人減った。低調な株式相場の影響を受けた。
2019/3/6 12:09
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42089180W9A300C1EAF000/